これまでの作品


「解熱剤」

解熱剤 2024年8月13日(火)
independent theatre 1st
(火曜日のゲキジョウ 30×30参加作品)

2024年9月20日(金)・21(土)
日本写真映像専門学校

孤独に周りが見えなくなり怒り続けている主人公が、少しずつ周りとコミュニケーションをとっていく物語。
若手劇団員のスキルアップを図るため、2024年8月には若手公演と銘打って火曜日のゲキジョウで上演。翌月9月には、新人劇団員の熊 五郎以外のキャストを一新し、SHASENとコラボ。舞台制作コースの学生たちと共に創り上げた。 稽古場での作品作りの過程においては、作・演出の椿 優希が指揮を取りつつ、稽古場にいるメンバー皆で積極的に意見を出し合った。キャスティングにおいても、メインに若手を起用するなどして、若手メンバーのスキルアップに繋げた。 ステージタイガーの熱苦しい一面を残しつつ、何処か影のある作品を目指して、音響効果や照明効果、そして美術にこだわった。
観たあとに心が暖かくなった、人とどう向き合うか改めて考えさせられたといった感想も多く聞かれ、周りとの関わりを見直す、そんな作品となった。


「GOING HOME」

GOING HOME 2024年7月19日(金)
開智中学・高等学校(和歌山県)

学校での芸術鑑賞会のため新たに書き下ろされた、下宿屋を舞台としたヒューマンストーリー。
コロナ禍で学生達に体験させてあげられなかった「人の圧、声の圧」を届けたい…という学校の要望に応え、90分の濃密な会話劇を創作した。
夢を追いかける主人公と、それを心配して上京した父親、そしてそれを見守る個性豊かな同居人と管理人。 シンプルな舞台構造に、俳優5人だけの構成ながら、次々と巻き起こるドラマチックな展開の中で、幸せとは自分一人で感じられるものではなく誰かと分かち合うものだというテーマを表現した。客席が揺れるほどの大爆笑に包まれ、最後には感動の涙も。
啜り泣く生徒達の息遣いに、ステージタイガーメンバーも心打たれて感動。 まさに、幸せは皆で分かち合うものだと思えた公演。


「チェーン・マッチ」

HOUNDS2023 2024年5月4日(土)
ABCホール(中之島春の文化祭2024参加作品)

初演では30分の作品だったが今回は20分に短縮。元々ハイエネルギーだった作品が更にアツく凝縮された。
初演と同じ役を演じた椿は、役と同じくささみとブロッコリーを日々の主食とする徹底っぷり。そのおかげか5年前よりも身体が動いていたらしく、最も走る役にも関わらず稽古開始から終演まで一切の疲れを見せず走り切った。 また、座組はベテラン・中堅・若手と3世代に渡り組織され、新世代のステージタイガーの可能性を示した。


「SWITCH」

SWITCH2024 SWITCH2024 2024年3月23日(土)
松原市文化会館

2020年に上演予定もCOVID-19の感染拡大により中止。 2021年に無観客オンライン配信公演として上演された同作を、松原市より依頼を受け再再演。 同じく「教育現場における自殺予防」をテーマに、閉塞感のある学校での教師サイドと学生サイドの話を交互にスイッチングしながら、 人と向き合うことの大切さと温かさを描いた。
出演者、スタッフ、演出が変わり、台本そのものも大きく改訂。 瑞々しさが増した学生達のハイテンションな部活シーンが舞台上の熱量を上げ、 より緊張度が増した教師達の議論が物語に深みを与え、年齢幅の広いステージタイガーならではの仕上がりとなった。 劇団の成長を確かめたと同時に、初めてこの作品を客席から直接観ていただけた事に大きな感動を覚えた。

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「ヒマワリ」

ヒマワリ ヒマワリ 2024年1月27日(土)〜28日(日)
近鉄アート館
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「大家族で食卓を囲む姿に憧れる」「ちゃぶ台返しをする、星一徹のような父親と息子の話が観たい」。 そんな卒業生達の意見から生まれた、毎年恒例のコラボレーション公演。
昔気質な父と反発する息子を中心に昭和の大阪の大家族を描き、巻き起こる様々なドラマを、幾つもの時代に渡って描いた壮大な人情物語。 昭和ならではの小物に溢れたリアルな舞台美術が大きな評価を得た。 また時代ごとに成長・変化し、成功や挫折を繰り返していく登場人物達の等身大のドラマに、劇場が多くの笑い声と涙に包まれた。
良い思い出も、そうでない思い出も、皆が自身の家族に思いを馳せる公演となった。

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「HOUNDS! ~#002 少女誘拐犯の顔を探せ!~」

HOUNDS2023 2023年10月28日(土)〜29日(日)
SPACE9
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実在する捜査手法である「見当たり」を行う”ミアタリ班”の刑事たちが、揺るぎない情熱を持って追いかけるドラマを描く。
小野愛寿香主導の一話完結型「刑事ドラマ演劇」シリーズ第二弾は、前回の火ゲキ用に作られた30分モノからボリュームアップし、まさにSPバージョンなドラマに仕上がった。 終演後のアフターイベントも大盛況! 第三話も乞うご期待!


「ブルースターナックル!」

BSK!2023 BSK!2023 2023年9月1日(金)〜3日(日)
高槻城公園芸術文化劇場
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新劇場の柿落としに合わせ、高槻市を舞台とした大人の青春物語を改稿して再演。売れない中年俳優・晴彦と、落ち目のスター・蒼佑、2人の主人公の葛藤がより強調された。 さらにハイテンポ・ハイテンションとなったセリフの応酬、流れるような舞台転換、そして次々と風景を彩るアンサンブル演出。
「初演とは全くの別物」と出演者自身に言わせるほど全ての面でのアップロードを果たした。 特にラスト、客席に背を向けて行う殺陣のカタルシスは圧巻の一言。 響き渡る大爆笑。そしてすすり泣きの声。新劇場に、ステージタイガーの熱い爪痕をしっかりと残した。

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「灼熱二声」

灼熱二声2023 2023年5月5日(金・祝)
ABCホール(中之島春の文化祭2023参加作品)

ABCホールの、そして中之島春の文化祭のこれからを全力で応援するために再演された「応援団」芝居。
劇中では腕立て・腹筋・スクワットそしてランマイムも行われるなど、タイガーらしさを存分に発揮。初演には無かった「大胸筋の波動に皆が吹き飛ばされるシーン」も好評を得た。
作品の発表順は全30団体中1番目、トップバッター。圧倒的な熱量で客席の温度を急上昇させ、文化祭の始まりを高らかに宣言した。


「ハンドポケット・カフェ」

handpocketcafe handpocketcafe 2023年3月21日(火)
松原市文化会館
→YouTube無料配信

松原市より依頼を受け「こども食堂」をテーマに、小さな喫茶店に集まる大人とこどもを描いたハートウォーミングなヒューマンドラマ。
かつて社会や家庭に背を向けた主人公が、お節介な大人たちに囲まれながら、少しずつ人の温もりを受け入れていくストーリーに客席は優しい笑いと涙に包まれた。 特に終盤、椿優希が作詞作曲したオリジナルソング、「Lamp post」の歌唱シーンは必聴。
観終わった後、「はい、あめちゃん」とお節介をしたくなる多幸感あふれる本作はYouTubeで全編無料公開中。

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「Re:TURN!」

RE:TURN! RE:TURN! 2023年1月28日(土)〜29日(日)
近鉄アート館
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将来を夢見て奮闘する若者、そして新たな人生を踏み出そうとする大人。2人の主人公の視点で『夢』をテーマに描いた挫折と成長の物語。
途中で主人公が変わり、折り返して最初から別視点で再スタート…タイトル通り、折り返し=リターンしていく特殊な構成がより深みのある人間ドラマを生み出した。
舞台を彩る華麗なダンス、新撰組をモチーフとした劇中劇の殺陣。そして「夢を見ることは無駄なのか?」との問いに対し全力でぶつかる個性あふれる登場人物たちに、笑い泣き、そして「心に突き刺さった」という感想が多数寄せられた。

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「クロス×シーン」 芸術鑑賞公演

クロス×シーン2022 2022年10月21日(金) 福島県立四倉高校
2022年12月14日(金) 兵庫県立姫路工業高校

上演依頼を受け、過去作クロス×シーンを再演。初演時には14名だったキャストを8名に、120分の上演時間を80分に大胆に凝縮。 その結果、帰路に立つ主人公の葛藤がより明確に、そして『人生を肯定する』というテーマが強調され、進路に悩む若者たちへの 強いメッセージを持つ作品に生まれ変わった。
福島県立四倉高校、兵庫県立姫路工業高校、いずれの芸術鑑賞公演でも高校生の割れんばかりの暖かい拍手に包まれた。上演時間80分。 キャスト8名。体育館で上演可能。ご依頼お待ちしております。


「HOUNDS~ミアタリ班、見参!~」

HOUNDS2022 2022年6月14日(火)
independent theatre 1st(火曜日のゲキジョウ 30×30参加作品)

ステージタイガーおよそ3年ぶりの火ゲキ参戦。小野愛寿香の「刑事ドラマがやりたい」がきっかけに、小野脚本×白井演出という役者主導の企画としてスタート。
30分という制約のなかでドラマのあらゆる要素を詰め込んだボリューム満点の作品となった。
なお「HOUNDS」はシリーズ化を目指しており、「ミアタリ班、見参!」は第一話。第二話以降も乞うご期待!


「エアードロップ」

エアードロップ エアードロップ 2022年3月26日(土)
松原市文化会館
→YouTube無料配信
松原市より頂いた「若年層の自殺予防」というテーマから生み出された、シェアハウスに住む若者たちの群像劇。
ダンスなし、殺陣なし、わかりやすくド派手な音響照明効果もなく、叫ぶ台詞も走るシーンもない、静かな会話劇に挑戦した。
しかしいつも以上に戯曲を読み込み、一語一句にこだわって丁寧に紡ぎ出された台詞の応酬は十分にステージタイガーの作品と呼べるアツさと激しさに。自殺というセンシティブなキーワードが飛び交う中でも、笑いと涙の溢れる優しい物語に仕上がった。
また皆で持ち寄ったゲームや日用品で組み上げられた舞台美術が豊かな劇空間を生み出した。

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「ラブラブドッキュンフォーエバー」

ラブラブドッキュンフォーエバー ラブラブドッキュンフォーエバー 2022年2月日26(土)〜27(日)
日本写真映像専門学校

想いや悩みを素直に伝えられずすれ違う、そんな不器用な人間たちの物語。
初めは2021年9月に若手劇団員のスキルアップを図るため、若手公演と銘打って関係者のみに披露した作品だったが、今作品はSHASEN学年末作品展『Deliver』で上演するために舞台制作コースの学生たちと共に創り上げられた。
脚本・演出の椿がこの作品のために作詞・作曲した『ラブラブドッキュンフォーエバー』という楽曲も劇中で演奏され、観ている人に演劇ではありながら音楽ライブに参加しているような臨場感も与えた。
また、「夏特有の憂い気な感じ」を表現することにこだわり、舞台装置や照明効果、音響効果の細部に至るまでを考え抜いた。
今の自分の背中をそっと押してくれるような、やさしさや温かさに柔らかく包み込まれる作品となった。


「withoutSUN」

withoutSUN withoutSUN 2022年1月29日(土)〜30日(日)
近鉄アート館
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「100年後の世界」という原作を元に作り上げられたSF友情物語。
違法なアンドロイドが働くカフェにたどり着いた内向的な人間の少女・咲とメモリーのないポジティブなアンドロイド・リリー。そしてそれを見守る大人たち。敵対する勢力。
SHASENコラボならではの豪華ゲストと意欲的なオーディションメンバーで、未来の話でありながらどこか懐かしい、そして優しい世界を創出した。
アミジロウ振り付けの美しくも儚いオープニングダンス、突然始まるプロレス技、なかなか出番がなく存在を忘れられる谷屋俊輔、観劇後に絶対食べたくなるナポリタンなど見どころ多数。
スタッフワークに奔走する卒業生たちと共に「私たちが共に過ごした時間と世界には意味も価値もあるんだ」という強いメッセージを残した。

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「ブルースターナックル!」

BSK! BSK! 2021年12月4日(土)〜5日(日)
高槻現代劇場
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コロナ禍で書き下ろされた大人の青春物語。
作家虎本が実際に青春時代を過ごした大阪の高槻市をモチーフに、人生に行き詰まり、かといって引き返すこともできない中年俳優が地域密着のパフォーマンスグループで活躍する様を描いた。
「バックステージものをやるならそのまま俳優の背中を見せたれ!」と演技の向きを180度変える演出を試みる。
対立構造や次々と手のひらを返す社会情勢からインスピレーションを得て、舞台美術すら回転。また広大な空間を埋め尽くす美しい照明や地面を揺らすほどの音響効果が劇世界を彩った。 ストーリーのターニングポイントをダンスで表現。華美でありながら泥臭く繰り返される殺陣。オーディションで集められた個性豊かな俳優たち。
多数の実験とともに総力戦で挑んだ公演は、アツく切なくほろ苦く、でもどこか優しい劇団の代表作と呼べる作品となった。

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「SWITCH」

SWITCH SWITCH 2021年5月1日(土)
オンライン無料配信開始
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毎年恒例の松原市との共催で、2020年冬に「教育現場における自殺予防」をテーマに上演予定も、新型コロナウィルス感染拡大のため本番直前で中止に。
悔しさを胸に1年という時を経て、劇場での無観客収録による無料配信形式で再演に臨んだ。
キャストも演出も部分変更。それぞれが1年間で得た経験と知識をフル動員し、ステージタイガーでは珍しい会話劇主体の作劇に挑んだ。
架空の高校を舞台に、それぞれの教室で同時進行で話し合う大人(先生)と子ども(生徒)という図式でありながら、稽古では話し合いと作品への考察を重視してその垣根を飛び越えての協同作業。
結果ステージタイガーらしい豪胆さを保ちながら、誰しもにそっと寄り添うような優しさを併せ持つ作品に仕上がった。
椿によるオリジナルソングも好評。現在も無料配信中。

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「熱海殺人事件~ザ・ロンゲストスプリング~」

熱海殺人事件 熱海殺人事件 2021年3月13日(土)
高槻現代劇場レセプションルーム

高槻に演劇文化を!
その依頼にステージタイガーが出した答えは「演劇界が誇る代表作を上演する」だった。
虎本もアミジロウも憧れる、おそらく日本で一番上演されているであろう、つかこうへい作のド傑作に全力で挑んだ。
洪水のような溢れんばかりの莫大なセリフ、血管が切れるほどの熱量。
マスクを着用しながらの稽古では、不織布に俳優の口から出た血が付着するほど。
偉大なる先達の凄さを体感しながらも、演出面では上にシャンデリア・下に絨毯の特独な空間をフル活用。高槻の町並みが一望できるラストシーンでは、狂気と毒素に溢れた本作の中に「優しさ」を創出した。観劇後に「なんだか温かく爽やかな、ステージタイガーらしい熱海殺人事件」と評された。
また本作前には虎本剛によるトークショーも実現。パワーポイントを駆使し、彼の生い立ちから演劇との出会いまでを語り尽くした。

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「アイ、フロムヘブン」

アイ、フロムヘブン アイ、フロムヘブン 2021年2月6日(土)~7日(日)
近鉄アート館
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毎年恒例、日本写真映像専門学校とのコラボレーション公演。
豪華ゲスト陣を迎え、結婚目前に父をなくした娘と、魂となって見守るその父親の葛藤を描いた。
ド直球な2人の不器用な愛に「ステージタイガー作品の中で一番泣けた」「ラストシーンは皆が本当に見たい姿だった」の声多数。
ハートフルコメディ…を謳いながら、終盤はアクションに次ぐアクションのオンパレード。
互いの霊力がぶつかり合う、という難解な効果音の連発にムービングライトを駆使した転換と開閉しまくりの舞台美術。
そしてアミジロウ振り付けによるオープニングダンスも加わり、エンターテインメント性溢れる舞台に仕上がった。
未見の方は、全ての情報を封じた上で小野の存在感にも注目していただきたい。

舞台写真はこちら撮影:河西沙織(劇団壱劇屋)


「MATCH」

MATCH MATCH MATCH 2020年8月21日(金)~23日(日) インディペンデントシアター2nd
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2020年8月、コロナ禍において再演されたステージタイガーの代表作。
幕末の江戸と大坂を舞台に、変化を受け入れ生きようとする人々をアツく切なく描いた。
初演時より台本、演出、スタッフワーク全てをブラッシュアップ。
特に物語の核となる殺陣は演出に「スーパーマリオ」と呼ばれるほどハイスピード&ハイテンション&アクロバティックに。
ドライメッシュ生地の衣装は絞ると汗の水たまりが出来た。
小野演じる平井さつき、白井演じる平井平十郎、鍋海演じる佐川勇吉の熱演が冴え渡り、 円熟味を増したベテラン勢とフレッシュな新人達が融合。
そして出演していない劇団員も総出で公演を支え、劇団としての確かな成長と強い意思表明を示した公演となった。
猛暑のなか稽古場から劇場に至るまで感染予防対策を万全に行い、客席は通常の半分。
それでも連日満員御礼のお客様の温かい拍手に、演劇の素晴らしさを再認識した。

舞台写真はこちら
第一幕
第二幕


「華よ咲け」

華よ咲け 華よ咲け 2020年2月1日(土)~2日(日) 近鉄アート館
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毎年恒例となりつつある SHASEN×ステージタイガーのコラボレーション公演。
学生が描いた耽美的世界観を、泥臭く人間臭く創出した時代劇。
「いつものステージタイガーとは違ったカラー」と思われつつも、
時代と国を超えた壮大な物語と魅力的なキャラクター、
迫力満点の殺陣、
学生によるとは思えないクオリティのスタッフワーク、
エンターテインメント性あふれる演出にリピーターも続出。
出演劇団員も今までにないタイプの役に挑戦し、個としても団体としても新たな可能性を示した。

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「古墳的妄想選手権」

古墳的妄想選手権 2019年11月17日(日) 高槻今城塚古墳 野外ステージ (古墳フェス参加作品)

高槻市で毎年行わている古墳フェス「come come*はにコット」にお笑いサタケ道場とのコラボで出演。
屋外ステージで古墳にちなんだ短編演劇作品を上演した。
邪馬台国の卑弥呼が登場したり、昔懐かしいオカルト研究家が出てきたりとバラエティ豊かなストーリー。
またクイズ形式で、客席も一緒に学べる構成をとり、来場した幅広い層の観客に楽しんでいただける作品となった。


ステージタイガー#010「ファイアフライ」

ファイアフライ ファイアフライ ファイアフライ 2019年9月12日(金)〜13日(土) 高槻現代劇場 中ホール
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劇団結成10周年を記念しての再演。
高槻現代劇場協力を得て市内への広報、おすすめグルメスポットの紹介など長期に渡って公演準備が進められた。
オーデイションで集められたキャストとともに、大劇場向けに同作を大胆にリメイク。
広い空間を埋め尽くすハードなダンスとダイナミックなアクション。
縦に長い空間を活かした照明と、客席が揺れるほどの音響による花火演出。
そして何より親子2代に渡る壮大かつ暖かい人間ドラマに600席満席の客席が魅了された。
カーテンコール時の舞台の虎では、今まで感じたことのない拍手の波に全劇団員が感動。
劇団の記念碑的作品となった。

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「チェーン・マッチ」

チェーン・マッチ 2019年6月11日(火) independent theatre 1st(火曜日のゲキジョウ 30×30参加作品)

新劇場の杮落としに、ステージタイガーらしい作品を!
そんなアツい想いから生まれた、台詞のほとんどを走りながら放つハイエネルギーな短編。
「届かない何かに縛られるよりも、目の前にいる誰かを大切にしたい」というテーマのもと、 嫉妬と焦燥に燃える一組のカップルをそれぞれの視点と立場から描いた。
配役もメイン役に若手を大胆に起用。
稽古は順風満帆…とはいかず困難を極めたが、本番では見事に走りきり、ステージタイガー俳優の層が分厚くなったと評価を得る。


「OVER & OVER(2019)」

OVER & OVER(2019) 2019年5月28日(火) 堺市立福泉中学校

3年ぶりの再演に合わせて、時代背景を踏まえて、やはり全てのセリフをリニューアル。
より丁寧に、よりウェルメイドな再演を目指した。
初演時は高校生を演じていた白井が大人の役に。
代わりに若手の椿が高校生を演じ、劇団としても成長を感じとれた。
800名の中学生が集まった体育館。
開演前は騒めきに溢れていた客席も、次第に爆笑と涙に包まれ、最後には大きな拍手が巻き起こった。


「男の五カ条(2019)」

男の五ヶ条 2019年5月4日(土) ABCホール
※中之島春の文化祭2019 参加作品

昨年の同文化祭にて好評を得た短編をさらにブラッシュアップ。
全てのセリフを再構築し、細かな設定や演出を変更しての再演に挑んだ。
短編の中で出すステージタイガーらしさとは何か?
それは「笑って、泣けて、アツくなれる」事だと再確認。
初演同様、多くの暖かい拍手に包まれた。


「I CONTACT(2019)」

I CONTACT(2019)I CONTACT(2019) 2019年3月16日(土) 松原市文化会館

一度で終わるなんて勿体ない…と多くの声を頂き、待望の再演。
登場人物やその背景を整理し、全てのセリフを再構築。
自殺予防の啓発とともに、よりクオリティの高い上演を目指した。
特にラストのリレーシーンは圧巻のスピードとテンションに到達。
それに伴いシリアスなセリフの応酬もより緊張感を増し、初演を上回る完成度を得た。
なお、「スロウステップスマイル」に登場した、竹林なつ帆演じる笹村先生が再登場。
教育現場での自殺予防とともに、その後の出来事が語られた。


「スロウステップスマイル ~笑わない少年と家出少女~」

スロウステップスマイルスロウステップスマイル 2019年2月2日(土)〜3日(日) 近鉄アート館
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決して言葉数は多くないけど、気を遣い、心の中では色んなことを考えている…そんな昨今の若者を想って作られた、 ステージタイガー的青春物語。
多くのゲストに支えられ、いつものアツクルしさよりも、甘酸っぱい疾走感に溢れた作品となった。
ジャングルジムのような美術の中で心の声を叫ぶ演出、また主人公二人による切ない物語に、多くの反響が寄せられた。
特に10代20代のファンから熱烈な感想をいただき、 その後の二人を描いたアフターストーリーが劇団公式ブログや「I CONTACT」にて語られる。

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ステージタイガー#009「アフターバーン!!」

アフターバーン!!アフターバーン!! 2018年10月12日(金)〜14日(日) 浄土宗應典院 本堂
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舞台芸術祭のテーマでもある「いのちについて考える」に対し、 「人は一人で生きいるのではない。他者と繋がり合う事で生きているのだ」と答えを出して生まれた作品。
主人公・長野の生き様を、他の人物が次々と後日談として語る構成の中、繋がり合った高低差のある六角形の舞台芸術の上を、 公募オーディションのメンバーとともに快走。
特に長野を演じたアミジロウは超人的なフィジカルを見せ、客席を魅了した。

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「男の五ヶ条」

男の五ヶ条 2018年5月4日(金) ABCホール
※中之島春の文化祭2018 参加作品

うだつのあがらない営業マン・武田のもとに、
旧友・荒木の急死が告げられる。
かけつけた武田に遺族から渡されたのは「男の五ヵ条」と書かれた、
かつて自分たちが決めた男の生き方だった。
武田は荒木との友情を思い出し、今の自分があの時思い描いた自分になっているのか、葛藤するのだが…


わるぐちをいわない
あきらめない
はずかしがらない
やくそくをまもる
いいわけなしない

そんな不器用でまっすぐな生き方を貫いた男達の笑いと涙溢れる短編集。
まさか20分の作品でこんなに感動するとは…との声多数。中之島春の文化祭に確かな爪痕を残す。


「I CONTACT」

I CONTACTI CONTACT 2018年3月17日(土) 松原市文化会館

松原市より依頼を受け、「ゲートキーパー=命の門番」をテーマに作られた社会派作品。 オーディションで集められた総勢20名以上のキャストと共に、ゲートキーパーとは何か? 自殺予防とは何か? を稽古段階から時間をかけて議論。 そこで出た意見が実際の作品に台詞として多く組み込まれた。
同時に「一度ミステリーを書いてみたい」という作家虎本の思惑もあり、 主人公宅に届いた自殺をほのめかす手紙の出し主は誰か? という謎を解き明かすストーリーの中で、人と人との繋がりについて深く掘り下げた。
上演後の反響は大きく、「初めてゲートキーパーという存在を知った」「ぜひ多くの方に観てもらいたい」という声が次々と寄せられた。 実は、前年に上演した「ダイバー・シティ」のその後を描いており、全く同じ登場人物が何人か登場している。 ぜひ両方の台本を手に取られた方は確認していただきたい。

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※撮影:瀬野雅樹


「めいめい」

めいめいめいめい 2018年2月3日(土)~4日(日) 近鉄アート館
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恒例となったSHASENとのコラボレーション公演。主人公の夢美は18歳の女子高生。進路と家庭に悩みながら、全力で青春を駆け抜ける物語。
豪華なゲスト陣。キラビやかなダンス。POPな演出。…もさることながら、三田みらのが演じる夢美の等身大の笑顔と涙が近鉄アート館に爽やかな風を吹かせた。
見守る大人の立場(年齢)となってしまった劇団員達も多いに刺激を受け、もう一度表現の原点を見つめ直す機会となった。
結果、白井宏幸は日替わりでアカペラソングを歌い、皆を爆笑と困惑の嵐に包み込んだ。
名も無き生徒たちを何パターンも着替えながら演じたアンサンブルメンバーの細かな演技も忘れられない。
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ステージタイガー#008「クロス×シーン」

クロス×シーンクロス×シーン 2017年11月17日(金)〜19日(日) アイホール
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「人生のターニングポイント」をテーマに、『ダイヤモンドクロッシング』と呼ばれる線路が交差する街を描いたヒューマンストリーリー。
友情、恋愛、結婚、出産…ある平凡な男の「人生の岐路」を次々と描き続けるという実験的演出を試みる。
中学生、30代、50代と3つの時代を描くため、俳優陣は演技の振り幅を広げるための稽古に心血を注いだ。
そんな中、新人の竹林、椿、小林は劇団員として初の大きな公演となった。
ゲスト出演の宮川サキの溢れる人間味が物語に深みを持たし、豪華日替わりZ(ザコ)ゲストの野球シーンが大きな彩りを添えた。
劇団としても、ひとつのターニングポイントとなった公演。
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「ユカリ」

ユカリ 2017年 6月3(土)~4日(日) シアトリカル應典院
※縁劇フェス参加作品

應典院舞台芸術大祭space×drama○(わ) 内の短編演劇フェスティバル、「縁劇フェス」にて上演。30分の短編ながら、出演者は総計12名(声の出演を入れれば13名)にも及ぶフルボリュームな作品。
ユカリという名のランナーの、生い立ちから引退に至るまでの姿を、本人以外の親族や友人らの会話によって語り、最後には小野演じるユカリの長い長い独り語りによって幕を降ろすという、特殊な構成。作家曰く「地味な実験大作」であり、ドキドキしながら迎えた本番は観客の暖かい拍手によって迎えられた。
また、新人劇団員となった椿、竹林、小林がお披露目。それぞれ課された高いハードルに悪戦苦闘しながらも、しっかりとステージタイガーの一員としてその歴史を刻み始めた。


「太陽みたいな男たち」

太陽みたいな男たち 2017年5月3日(水) ABCホール
※中之島春の文化祭2017 参加作品

一度は映画監督を夢見て都会に行き、夢破れてイロモノ零細企画会社に入った男。
そんな彼が巡り巡って地元に戻り、あの人とこの町に再会する。
今までの成功も失敗も、きっと何かの糧になる。
太陽とは程遠い奴も太陽みたいに輝く瞬間がある。

毎年恒例となった文化祭への参加、昨年に続き今年も脚本・演出ともに虎本ではなくザキ有馬が務めることに、ザキ語録が少なくなり、的確に演出をした。
最初の通し段階で、20分を大幅にオーバー!
台本改変、スピードコントロールを経て凝縮した内容をお届けした。

ステージタイガーで初の「酒」が題材となり、
酒が好きな役者が揃ったからには、第二稽古にも華が咲いた。


「ダイバー・シティ」

ダイバー・シティダイバー・シティ 2017年3月11日(土) 松原市文化会館

「ワークライフバランスをテーマに芝居を」
という依頼のもと、書き下ろされた作品。
北場市と台南市ー仲違いする2つの街が合併する、その1週間の物語。
街で生きている人々、皆にそれぞれの価値観と人生があるのだ!
という解釈のもと、オーディションで集められた計29名、全員のドラマを入れるという大胆な作劇に挑戦。
キャリアも年齢もバラバラの29名。稽古場でもそれぞれにお互いを認め合い、じっくりと作品と向き合った。
仕事と生活のバランスを考えながら、やっぱり最後は走りまくり。
場面が次々と変わる特殊な演出も冴え渡り、400名の満員の客席を大いに沸かせた。


「ファイアフライ」

ファイアフライファイアフライ 2017年1月21日(土)~22日(日) 近鉄アート館
→特設ページへ

日本写真映像専門学校、淀川工科高校演劇部と再びコラボレーション。
打ち上げ花火に青春をかけた職人達の10年にわたる恋物語。
『台本を読んだ時、涙でページがめくれなかった。』
『今までで一番感動した』
と劇団員が熱弁を振るう程、緻密に練り上げられた人間模様は大きな感動を呼んだ。
大人数での力強いダンス、高速の香港アクション風な殺陣が物語を彩り、
打ち上げ花火の豪華な演出と、蛍の切ない光が涙を誘った。
主人公を演じた小野は時代ごとに所作を細かく変えるアプローチで役を深め、
その恋人の花火職人を演じた梅田は実際に小道具の花火を一人黙々と夜中作り続ける、ロバートデニーロばりのアプローチで役に近づいた。


「OVER&OVER」

OVER&OVEROVER&OVER 大阪府内 中学校数カ所

教育現場における、芸術鑑賞公演のために書き下ろされた作品。
①学校の体育館でも出来る
②音響照明や舞台美術に頼り切らない
という条件のもと、定時制高校陸上部の物語が誕生。
小学生や中学生にも分かりやすいものを…と考えつつ。
やはりステージタイガーらしく、笑えて、泣けて、アツい作品に仕上がった。
上演時には学生達の笑い声で体育館中が揺れ、ラストには涙をすする音も。
全国の先生! ステージタイガーは学生向きの作品もやれます。予算は相談に応じます!


「ランニングホーム」

ランニングホームランニングホーム 2016年6月2日(木)〜6日(月) シアトリカル應典院
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同劇場の演劇祭、SPACE×DRAMA2016に特別招致劇団として参加。
「原点回帰」とテーマを銘打ち、再びマラソンの話を生み出した。
実際にマラソンコースを取材の為に何度も走った経験から、「同じ出来事を何度も何度も繰り返すと景色が違って見えてくる」話を思いつき本作が誕生。
架空の都市、坂美市のマラソン大会の1週間をそれぞれの登場人物の視点から繰り返すという複雑な構成。と同時にぶっ飛んだアクションシーン、 そして「自動で動いてるの!?」と観客のド肝を抜いた舞台美術。好評を呼び連日の完売御礼。
劇団の新たな成長を感じ取った青春群像劇。

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「ラスト・ヌードル・エクスプレス」

ラスト・ヌードル・エクスプレス 2016年4月30日(土)〜24日(日) ABCホール
※中之島春の文化祭2016 参加作品

カーディーラーの男がかつての友人と再会し、大きな選択を迫られる骨太直球ストーリー。
毎年恒例となった文化祭への参加だが、なんと今年は脚本・演出ともに虎本ではなくザキ有馬が務めることに。
劇団としても初の試みに「果たしてステージタイガーの作品と言えるものが出来るのか?」と内外から声も上がったが、幕が開けてみれば実に熱く、狂おしく、愛おしい「ステージタイガーの作品」に仕上がった。
昨年の文化祭ではスケジュールの都合上出演できなかった白井が、親の仇を取らんばかりの勢いで勝手にシーンを挿入。 1団体わずか20分という制約の中で、予定していないアクションを盛り込む「スーパー白井タイム」を発動させた。
ザキ、先輩俳優から若手演出への洗礼に大いに悩む。


「新説・虎をカる男」

新説・虎をカる男 2016年2月23日(火) in→dependent theatre 1st
火曜日のゲキジョウ参加作品

何度も再演を重ねて来た旗揚げ短編作をリニューアル。
「上演される度になんか違うんだよなぁと思っていた」という作家虎本により3人芝居が4人芝居に。設定そのものも大幅に書き換えられ完全再生。
特に白川とシイナの関係性が大きく見直され、より美しく、大人の作品に成長した。
本作が参加した企画「火曜日のゲキジョウ」では観客人気投票で堂々2位。
またも再演が望まれる。



「アップ・ダディ・ダウン」

アップ・ダディ・ダウンアップ・ダディ・ダウン 2016年1月23日(土)〜24日(日) 近鉄アート館
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関西演劇界の伝説の聖地、近鉄アート館公演に向け、日本写真映像専門学校と淀川工科高校演劇部とのコラボレーションが実現。
大阪の街に住む親子の不器用な衝突を劇団初のストリートダンスが彩った。
3面舞台を意識した大人数での立体的転換。動く舞台美術。大量に導入されたムービングライト。地響きする音響。
北斗の拳を彷彿とさせるド迫力のアクションシーン。数多くの派手な演出とともに、描かれた親子の繊細な心情は大きな感動を呼んだ。
現役の学生達のフレッシュなパワーに負けじと大人の劇団員も全力投球。
年末年始も返上でひたすら反復し続けたダンスシーンでは心臓が止まる(劇団員談)ほどの完全燃焼。
全ステージ満員御礼。劇団として新たなステージへ駆け上がった。

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「ポジション」

ポジションポジション 2015年12月5日(土) 奈良県社会福祉総合センター6階 大ホール

うつ病に悩む夫婦とそのチームメイトによる葛藤を描いたヒューマンストーリー、そして劇団初の奈良公演。
「精神障害について考える演劇を」との依頼を受け、重厚なストーリーによる劇団随一の社会派作品が誕生。
といいつつもバスケットボールをモチーフに、舞台上をいつものように汗だくで走り回り、飛び跳ね、爆笑をかっさらうステージタイガー。
演劇を初めて観た、という客席からは泣き笑いの大きな拍手を頂いた。
終演後はパネルディスカッションも行われ代表として虎本が登壇。
上演時間60分に対し、その1.5倍ほどの時間を懸命に喋る。本番以上に緊張した、というのは本人の談。

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「ハイビートランナー」

ハイビートランナーハイビートランナー 2015年11月28日(土) 松原市文化会館

大人も子供も。先生も生徒も。
それぞれにある不安、距離感を爆音のダンスナンバーで駆け抜ける青春群像劇。
松原市より再度の依頼を受け、満を持しての再演。
演出プランを一新し、新たな衣装イメージ、舞台美術に加え、劇中映像を導入。
それに合わせて新たな登場人物を追加し、大幅に台本も改稿。もはや新作と呼ぶにふさわしい仕上がりに。
そして何より大きかったのが、宮野、中村、氏野という現役高校生によるゲスト出演。
3人の新鮮かつ真摯な演技に劇団員も触発され、初演を大きく上回る感動作品となった。

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「ララバイを、君に」

ララバイを、君に 2015年4月 independent theatre 1st(火曜日のゲキジョウ参加)
2015年5月 ABCホール(中之島春の文化祭参加)
2015年6月 independent theatre 1st(30GP参加)

駅伝をモチーフに創作された作品。
一人の男の生き様を、皆で語り繋いでいく感動短編作品。
計11名の登場人物。「全員が自分が主役と思って演じてくれ」との演出指示により、全員が前振りセンター芝居になり、高熱量の作品に昇華する。
『熱いというより、アツクルしい』
『30分以上あったら観るのしんどい』
『それなのに何故か最後には泣いてしまう』
など、最もステージタイガーらしい短編作品として高評価を得る。
もとはステージタイガーのワークショップ用に書き下ろされたものであったが、次々と再演。
ブラッシュアップを重ねて30GP、ベスト4に輝く。
この作品に出演していた鍋島光が公演後、劇団員となる。


「BEAT RUNNER!」

BEAT RUNNER! 2015年1月25日(日) 松原市文化会館

3年目を迎えたステージタイガーと松原市との共催公演。
同市で活躍しているMTBR33のメンバーともっと濃密なコラボレーションをしたい!との思いから、タイガー初学園モノに挑戦。
当然劇団員は先生役。汗をふんだんにまき散らす。
振り付けにthe whole Musicを加え、ダンスシーンは今までに無い程の迫力に。
また現役高校生の宮野果菜をゲストに迎え、その若さ溢れる演技とダンスが作品を彩った。
ダンスの出来る演劇人を…との思いから成瀬トモヒロが出演。父親役を好演する。
それに触発されてか、劇団員もほんの少しだけダンスを踊る。泣きながら。
しかしそれ以上にMTBR33が演技に挑戦し、苦難の末、大きな感動を呼ぶ事となった。
劇団と行政、演劇と地域、大人と子供がクロスした思い出深い作品。


「協走組曲」

協走組曲 2014年12月19日 堺市産業振興センターイベントホール

ステージタイガーの代表作が、堺市立金岡南中学校の芸術鑑賞として招致・上演。
広大な舞台、800人を超す中学生相手に走りまくり叫びまくりの60分。
せっかく上演するのだから…と、イチから演技や演出を練り直す。
朝10時からの本番にも関わらず会場は爆笑に継ぐ爆笑。すすり泣く声も聞こえ
男子A『なあ、お前泣いてんちゃうん?』
男子B『アホか、泣いてへんわ!』
という客席からの声が聞こえる。
松原→長崎と続けた2014年の同ツアーは大阪の中学生にて終幕。いつでもどこでも伺います! 呼んで下さい!(願)


ステージタイガー#005「MATCH」

MATCH2014年10月23日(木)〜26(日)
シアトリカル應典院

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「時代劇がやってみたい」。作演出虎本のその一言から始まった2014年の集大成。
劇団をあげ、1年かけて基礎から殺陣を稽古。
歴史小説を読み漁り、着物の着付けから所作まで研究。
ゲストに強力布陣を交え、昨年は出ていなかった小野、樋口が復帰。
万全の体制に加え、3人の主人公の視点で人の変化と普遍の愛を描いた骨太なストーリー。
でもやっぱり裸、俳優の体を張った汗だくの頑張り。
時代劇になってもステージタイガーはステージタイガー。会場はとめどない涙と笑いに包まれた。
注目された殺陣シーンは青山郁彦氏の指導の下、高速、高圧力の大活劇に仕上がり、「こんな殺陣、今まで見たことがない」との感想を多数いただく。
他にも「劇団としての成熟を感じた」という意見も多く、劇団結成5周年の記念すべき公演となった。


「時追ひ人」

時追ひ人2014年8月16日(土)
京都 東山青少年活動センター
※舞台美術のためのワークショップ公演 参加作品

京都ロマンポップさんの主催する「舞台美術のためのワークショップ公演」にステージタイガーがゲストとして参加。
ひとつのテーマをもとにワークショップ生の皆さんが脚本・演出よりも先に舞台美術を作り、それに合わせて各劇団が作品を作るという舞台美術のための本企画。
タイガーからは2年ぶりにザキ有馬が演出。「時間」をテーマに作り込まれ、印象的かつギミックの多い二面舞台に対し四苦八苦したものの、
的確な稽古スケジューリングと作家虎本の力強い脚本、 ステージタイガーの芝居を体現する白井のランニングアクト、豊富な舞台経験に基づく小野の多彩なアイデア、若さ迸る森のアグレッシブな演技が組み合わさり、 短期間の稽古期間ながら非常に上質な作品に仕上がった。


「手紙」

手紙2014年5月4日
大阪 ABCホール
※中之島春の文化祭2014 参加作品

昨年に引き続き春の文化祭に参加。
「よりシンプルに、より俳優の生々しさに焦点を当てたい」「今までステージタイガーを観た事ない人にもカラーを伝えたい」などの思いから、裸で舞台上を走りながら、同時に他の俳優が落語で物語を進めていくという演技手法を思いつく。
慣れない演技、刀、着物に20分の短編ながら試行錯誤を繰り返す稽古の日々。その甲斐あってか、会場は温かい拍手に包まれ、客席からは笑いとともにすすり泣く声があちこちから聞こえた。
また当日劇場外では劇団名物になりつつあるホットドッグを販売。こちらも大盛況で連日完売御礼。「作品は見に行けないけど、ホットドッグだけ買いに来た」という素直に喜んでいいのかどうなのか悩ましいお言葉を多数頂いた。


「MIRROR⇔FLAME」

MIRROR⇔FLAME2014年3月8日
松原市文化会館

2013年に上演された「ひきこもり」をテーマとした同作品を完全にリメイク。土台は同じながら台詞を全て書き直し、演出プランも大きく変更。
そこに公募で集まったワークショップ受講者が参加し、ダンスグループMTBR33とのコラボレーション。
総計30名を超える出演者が舞台上を所狭しと暴れ回った。音響、照明ともにスケールアップを図り、「2年かけて一つの作品を昇華させる事が出来た」とは作家虎本の弁。
劇団と行政と市民が創り上げた本作は、ただの「ひきこもり」を考える社会的なドラマに留まらず、一大エンターテインメントとしての仕上がりを見せた。


路上劇「人魚姫」

路上劇「人魚姫」 2014年3月23日 門司港ハーバーデッキ

長崎に続いてさらに九州でのご縁が増えて、門司港レトロのおしゃれな野外ステージでも短編の上演をさせてもらえることになったステージタイガー。
ハプニングのため急遽の差し替えとなった演目ながら、アミジロウと白井宏幸による新作二人コメディを、初めてタイガーを見る北九州の方々の前で披露した。
物語は、田舎の漁村のモテない中二男子が、ひょんなことから人魚を釣り上げて起きる人情コメディ。
音響オペレーション担当の小野によるアドリブのSE(口でいうやつ)も加え、ライブ感たっぷりのイベントとなった。


「協走組曲-TOUR-」

協走組曲-TOUR-協走組曲-TOUR-協走組曲-TOUR- 【大阪公演】
2014年1月18日 松原市文化会館
【長崎公演】
2014年3月22日 長崎チトセピアホール
※第62回長崎市民演劇祭参加

初の2都市ツアー公演を敢行。500人規模の劇場に合わせ「協走組曲」をさらに大胆にリメイク。
結果、小道具も衣装もハデな効果も捨てて、より俳優の生に焦点を当てたスタイリッシュ(こう言わせて下さい)なスタイルに変化。ただ、汗の量は倍増。こちらも500人規模に上昇した。
さらに土台となる演技の質、方向性もテコ入れし、劇団として舞台の内外共にさらなるステップアップに挑戦した。
いつものホームではない土地で受ける拍手の波に大いに刺激と感動を受ける。またやりたいな…ねえ、松原の皆さん! 長崎の皆さん!


「虎をカる男」

2012年11月4日(日)
※LEE LEE Night 参加作品

『BUMP!』終演後、間をおかず稽古に突入した、谷屋俊輔の初演出作品。
ライブハウスでのバンドとのブッキング上演という条件の中でステージタイガーの最初の作品を上演。
今までに何度も上演された作品ながら、南がタイガーでは初めてヒロイン、アミジロウの身体能力を活かした野生、ネコ・ザ・メタボの文系部分のクローズアップと、今までと違う新たな一面を見せることに成功。
ライブハウスでの演劇の可能性をまたひとつ感じさせる一作となった。
なお、終演後、打ち上げで劇団員忘れものをライブハウスに大いに放置。
演出の最大の仕事は忘れもの回収と謝罪、そして洗濯だったと谷屋は語る。


ステージタイガー#004「BUMP!」

BUMP!2013年9月6日(金)〜8(日)
なんば道頓堀ZAZA HOUSE

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2013年のステージタイガー本公演。
1970年の野毛ノ峠というウラン採掘フィーバーに沸く、とある県境を舞台にしたプロレス愛好会編、1985年の同地のウラン残土問題編の二部構成を途中休憩を挟みながら上演した変則的公演。
今回のテーマのひとつ「食らっても食らっても立ち上がる」を体現するプロレスシーンのアツさは期待通り!
さらに前後編で15年の時間の流れを感じさせる、青春群像劇は新たなタイガーの一面を開拓した。
昨年の主役、小野愛寿香、樋口友三衣がお休みながらも、役者陣は今までにあまりなかった配役で大いに経験値を上げる。
同年開催のタイガーワークショップから、森大地、椎名ぱぴこの二名をメインキャストで大抜擢、劇団員と遜色ない大役をゲストの西原希蓉美と共に担う。


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「朝日」「朝日2」

朝日朝日2013年5月4日
大阪 ABCホール
※中之島春の文化祭 参加作品
2013年10月12日
長崎 Gallary hexa
※Perfect Style 参加作品

協走組曲第5楽章ともいうべき、大阪マラソンをモチーフとした短編作品。
安易に『人の死』を描くエンターテインメントに怒りをわき上がらせた作家虎本が『ブチカマしたる!』と怪気炎を上げて創出した意欲作。
次々と臓器を移植しながら、記憶を改ざんされていく主人公ラジコの生涯をしゃかりきに描いた。(一部情報では、脚本を担当していたABC放送の某番組打ち切りへの個人的な恨みともいわれている。そのせいか、作品全体がドス黒く仕上がっている。)
失われていく命と生まれいく命、それを沈む夕日と昇る朝日にかけて描いた。

なお、狂言回し役となったネコザメタボが、劇中最重要である台詞を噛むという事件が発生。先輩谷屋がここぞとばかりに叱責を行う。
それから数ヶ月。長崎での再演時、同役を振られた谷屋先輩が、それ以上に噛むという珍事件が発生。
おりしも『朝日』の劇構造を体現した。


「風見鶏たちのラストライブ」作:ナツメクニオ 演出:虎本剛
ステージタイガー&劇団ショウダウンコラボ作品

風見鶏たちのラストライブ2013年3月27日(水)
心斎橋Club Jungle
※LEE LEE Night 参加作品

2008年、日本は多国籍軍によって占領され、解放政府の支配下におかれていた。
祖国を諦めきれない若者たちは地下に潜り、ゲリラ兵として戦いを継続させていた。
2013年、ゲリラ壊滅間際の冬の終わり、とある塹壕にて全滅を待つだけの部隊。
矢継ぎ早に聞こえてくる指示を求める逼迫した部下の声を聞き、隊長は静かに決断を下す。
「もうこうなったら、バンドしよう」

楽器もない、マイクもない、センスもない、おまけに戦闘意欲もないダメな兵士たちが、砲撃と怒号の中、即席のエアーバンドを組み、最初で最後のライブを開催する!

ステージタイガーのテーマソングや数々の楽曲を提供してくれたALL SWAMPSが解散する。その急報をうけて、劇団ショウダウンとステージタイガーがタッグを組んでワンマンラストライブに参戦。
解散を惜しむ100人を超える観客の熱気に背中を押されて、ステージタイガーと劇団ショウダウンがエアーでバンドを組んで熱狂的バンドを演じる。
クレジットされているメンバーのみならず、当日千秋楽を迎える公演に出演していた谷屋もバラし(撤収作業)を途中抜けして参戦するなど、我々とALL SWAMPSとの熱い絆を確かめる作品となる。
ラストシーンのゲリラバンドメンバーが連れて行かれるシーンにて、アドリブで白井の「まだ終わってねーぞー!」というセリフがALL SWAMPSのリーダーパッシュの心に響くも、虎本のモノローグに被るという理由でカットになってしまった事を白井はまだ引きずっているとかいないとか。

ステージタイガーはALL SWAMPSの復活を心待ちにしている。


「MIRROR⇔FLAME」

MIRROR⇔FLAME2013年3月27日(水)
松原市文化会館

松原市よりの依頼を受け、『ひきこもり』をテーマに作品を創作。
社会の枠組み『FRAME』と人間の内在する炎『FLAME』をモチーフに、扉の枠組みを使った演出に挑戦。
難解な問題を背景に、やっぱり最後はパワーと情熱で舞台上を走り回るエンターテインメントドラマに仕上った。
無料公演につき、松原市民の皆様に多数来場いただき、ステージタイガーの目指す心揺さぶるヒューマンドラマと、演劇の持つ社会的側面、両方を掘り下げる事が出来た。
また同市内で活動するダンスチーム MTBR33も共演し、ステージタイガー史上再多出演者数を記録。

若い女の子達相手に、最年長のアミジロウはかける言葉が見つからず、楽屋でひきこもるに至った顛末も付け加えておく。


「サンキューマザーキッカー」

2012年12月6日(木)
心斎橋CLUB★JUNGLE

ステージタイガーライブハウス公演第3弾!
引退したスターサッカー選手とその母親との心温まる物語。
自らマザコンを自称する作家、虎本の意欲作。


「虎をカる男」

虎をカる男2012年10月24(水) ~ 28(日)
上野ストアハウス
LINX'S TOKYO参加作品

「関西の小劇場は面白い!東京の人にも観てもらいたい!」プロデューサーのアツい想いに乗ってタイガーも東京へ…関西を代表するショーケースイベント・LINX'Sの東京公演。
上演作品はステージタイガー初めての作品『虎をカる男』。
ザキ有馬がタイガーでは初めて演出、出演者も谷屋、白井、今村と初の組み合わせ。さらに同イベントに一緒に出ていた彗星マジックの小永井コーキ氏がちょい友情出演。
短時間の準備期間ゆえか稽古はやや難航し、真面目なザキ有馬、今村を中心に小屋入りしてからも返し稽古を欠かさなかった。そのお陰もあって長丁場のイベントの中、存在感を遺憾無く発揮した。
東京宿泊中、不真面目谷屋大いに羽を伸ばし連日深夜まで飲み歩き、白井、今村甲斐甲斐しく面倒をみる。大阪帰ってから谷屋土下座したとかしないとか。


「ペースメーカーズ」

2012年9月29〜30日
長崎 独楽劇場、ライブハウスBRONX.
※一人芝居とコントと三人芝居の祭典 Perfect style-5 ~大阪より愛を込めて~参加作品
2012年11月4日(日)
大阪 BAR犬
※ここほれOne One One 参加作品

一流のマラソン選手と、そのレースを陰から「ペースメーカー」として支え続ける幼なじみとの物語。
初の長崎進出のために書き下ろした、ステージタイガーらしいソリッド過ぎる短編。作演の虎本をして、協走組曲シリーズの第4楽章に位置づけたい、と言わしめる程のできばえ。
肉体派女優二人(西村・小野)ががっつりタッグを組み、友情と青春、迸る思いを極限まで走り抜くことで描き出した。

初の長崎遠征ということでワクワクしていた三人だが、あまりのハードスケジュールに公演中の食事はほとんどコンビニとほか弁で済ませざるを得なかった。この「毎食長崎グルメを楽しみたかった」との思いがさらなる九州進出へと彼らを駆り立てた、という噂も。


「LOVERS SONG」

2012年9月23日(日)
尼崎BLANTON

ステージタイガーライブハウス公演第2弾!
盟友バンド ALL SWAMPSとのコラボレーション短編作。
ステージタイガーの旗揚げ準備公演『超恋愛小説』を下敷きに、そのために書き下ろされた名曲LOVERS SONGを生演奏。
命を失っても恋人を思い続ける、儚いラブストーリー。


「トライダイアリー」

2012年
8月3日(金)尼崎BLANTON
8月11日(土) 心斎橋CLUB★JUNGLE
9月23日(日) 尼崎BLANTON

ステージタイガーがライブハウス公演用に生み出した5分の超短編作。
孤独な男と、そこに育つ植物との心のやり取りを描いた俳優3人による朗読劇。
毎度配役を変えながら様々な場所で上演された。


ステージタイガー#003 協走組曲プロジェクト

協走組曲2012年〜

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2012年、ステージタイガーが掲げる、1年をかけてのプロジェクト。
同テーマ、同モチーフの作品を、形態を変えながら上演。
徐々に世界観や劇中音楽を練り上げ、完成された作品の上演を目指している。
詳しくは上記特設ページへ!


題名のない文化祭ファイナル「ハルカニホタル2」

2011年10月1日(土)
旧北天満小学校

題名のない文化祭という廃校を使った文化祭フリーイベントでの一回限りの上演。
前年に虎本の参加した「演劇ユニットハッピーベイベ」で上演した短編を男優のみにマイナーチェンジしての上演。出演は、石神、虎本、谷屋。
学級崩壊によって登校拒否してしまった教師が、立ち直るまでの、ハートフルストーリー。
本当の学校の教室を舞台に、教師役の三人がはっちゃけ放題。
超短期制作のためか、役者人生で初めて石神が台詞を飛ばし、ループし、ありもしない「奇跡!奇跡!奇跡!」と謎の台詞を連呼。虎本、谷屋大いに動揺しながらも自然と繋ぐ。長年の連携を感じた一瞬。終演後石神フルボッコ。体罰はいけません。
今作品以外にもタイガーは、ホットドッグ屋台を出店。完売御礼の大儲け♪
参加劇団員ホットドッグ屋台を本業にするか悩む。
また会場内を教師に扮しての子供にクイズを出すというスタンプラリーを実施、上記三名の他、小林、南も参加。
小林のメガネ教師っぷりが美人!エロい!とお父さんがたに好評。
小林、エロ教師を目指すか悩む。


ステージタイガー#002「砂ニ咲ク花」

砂ニ咲ク花2011年9月9日(金)〜12(月)
日本橋in→dependent theatre 2nd

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ステージタイガーの2回目の本公演。
題材はライフセーバー!季節は晩夏!場所は離島!
よって衣装は水着に革ジャン(?)と今回も露出度多め!そしてやっぱりあります、ステージタイガータイム(筋肉誇示ショー)!
「これぞステージタイガー!」という今の自分たちのスタイルをこれでもか!と打ち出した、もはやベスト盤的公演、しかも二枚組!
なんと劇団初のキャストをシャッフルしたダブルフェイス公演!
谷屋、小野を主軸にした王道キャスティング「キングオブタイガー」
新人ネコ・ザ・メタボと樋口を主軸にした冒険的キャスティング「タイガーレボリューション」
役者が変わるとこうも変わるのかと、雰囲気の違った二本の作品が出来上がり、双方好評を得る。
ちなみに、舞台は急角度の八百屋舞台!(床が斜め!←立ってるだけでしんどい!!)
しかも回転舞台!!(役者が廻します!!)
そして何よりダブルフェイスによりほとんどの役者が全く違う二役をこなすという役者に心身共に負担かけまくりのハードさ。
日に日にヤツレ、倒れゆく役者陣に関係者からも感動の涙を誘った。
年々ハードになっていく本公演。さて、来年はいったいどうなってしまうのか…稽古場には既に戦慄が走っているとか、いないとか。

また、タイトルの「砂ニ咲ク花」、漢字を除くと「ニク=肉」になるというネタバラシをドヤ顔でする虎本にウンザリする役者多数。さて次のタイトルには何が眠っているやら、いないやら。


つかこうへい追悼企画参加作品
「リング・リング・リング~女子プロレス純情物語~」

リング・リング・リング2011年6月10日(金)~12日(日)
一心寺シアター倶楽

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一心寺シアター倶楽つかこうへい追悼企画参加作品。
舞台映像なし!再演記録なし!まさに上演不可能と言われていた、『つかこうへい』幻の舞台にステージタイガーが挑戦!
露出の異様に多い衣装(男子のみ)と、随所に盛り込まれたステージタイガータイムと名付けられた肉体誇示ショーで今回もやっぱり鍛え上げた筋肉をアピール。
また、いわゆる「つか芝居」にも真っ向からぶつかり、追悼企画中随一の台詞スピードで芝居を展開。つか魂の洗礼を受ける。
なによりヒロインの天才女子プロレスラー・長与千種を演じる小野愛寿香の不屈の魂の演技が、「ステージタイガーと小野愛寿香がよかった」等とアンケートやネットの書き込みで別格の賞賛を得る。
小野、石神演じるラストのプロレスシーンはそれこそガチンコ勝負!
悪魔に魂を売り渡したかのような極悪ヒール・亀田(石神)の振るう竹刀の乱打に客席ドン引き!
そこに小野千種が一発逆転のフランケンシュタイナーが炸裂!!
ここはプロレス会場か!?と錯覚するほどにヒートアップ!
割れんばかりの拍手のカーテンコールで幕!

新劇団員のネコ・ザ・メタボ初舞台。
貫禄の演技と、誰よりも鍛え抜かれた肉体、そしてタイガーへの馴染み具合にほとんどの観客に新人と気づかれず。
また盟友ALL SWAMPSが作ってくれた劇団テーマソング初お披露目!


「灼熱ニ声」

灼熱ニ声2011年4月12日(火)
日本橋 in→dependent theatre 1st

月刊・彗星マジック四月号上演作品。
「火曜日のゲキジョウ」ステタイヨンステx2と並んでの看板番組「月刊彗星マジック」毎月パートナー劇団と30分の短編を一年間に渡り競演してきた最終号。
ゴールテープ目前の彗星マジックに送るエールなのか、ステージタイガーが上演したのは「応援団」芝居。
戦時中の大学応援団に扮し、総員学ランに身を包み、滝のように汗を流しエールを送るその姿に会場はヒートアップ!!
月刊彗星マジックの最高動員を更新!
同時に火曜日のゲキジョウ最大発汗量も更新!(当社調べ)


「イキルカラダ」

イキルカラダ2010年12月16日(木)~19日(日)
日本橋 in→dependent theatre 2nd

LINX'S02出品作品。
またまた連続出演の演劇ソリッドアトラクションLINX'S!
試合で全身を傷めたリハビリ中のプロレスラーと彼に憧れる不治の病の少女を巡る、リハビリセンター内直球演劇。
劇中の谷屋、虎本によるプロレス試合はほぼガチ。
日に日に腫れ上がる谷屋の胸に、背中に観客ドン引き! しかしながら、劇団一丸となって取り組んだ肉体改造が実を結びつつある事を確信!
ラストに響き渡る心臓の鼓動音に感動の拍手が鳴り止まなかった。
またイベントのおまけ対戦型アドリブバラエティ「アドシバ!」で、各劇団の出場者がベテラン、若手問わずスベリ倒すなか、運良く谷屋だけがウマイこと言って締めくくり賞賛をあびる。しかしながら打ち上げではスベリ倒し評価はプラマイゼロ「アドリブはもう勘弁」とは本人の談。


「AIR」

AIR2010年12月11日(土)
NHK『ぐるっと関西おひるまえ』にてON AIR

NHK「ぐるっと関西おひるまえ」
まさかのテレビ生中継演劇!
LINX'S02の宣伝活動の一環で、NHKのテレビ番組に出演するために作った書き下ろし!3分間の短編劇。
マネキンの声を聞く事が出来るというデパートの警備員と、マネキンの一家の家族愛を描いたハートフルストーリー。
三分間で!テレビで!生放送で!演劇の魅力を伝えるという史上初の試みにステージタイガーが挑戦!
LINX'S関係者のみならず、お茶の間からも予約の電話がかかってくる等、好評価を得る!
生放送ゆえ一回のみの放送というのが悔やまれる傑作。


「ご存知!虎内貫太郎一家」

ご存知!虎内貫太郎一家2010年11月23日(火)
日本橋 in→dependent theatre 1st

火曜日のゲキジョウ
マーベリックコアproduce『LOOP!LOOP!!LOOP!!!2010』にて上演。
どこか繋がりのある30分の短編劇三本を連続で上演する演劇イベント『LOOP!LOOP!!LOOP!!!』
ステージタイガーは、舞台ではなくロビーでの8時間耐久イベントに参加!
お客さんからお題を頂き、お芝居の上演中に構成、稽古。
そして転換の幕間、全13回に渡ってロビーで上演、劇場に映像中継するというまさに息つく暇もない耐久演劇イベント!
昔ながらのドタバタホームコメディ(ほぼ「寺内貫太郎一家」のパクリ)
虎内貫太郎扮する虎本のちゃぶ台破壊芸が劇場に、衝撃と笑撃を与え続ける。
是非、総集編の上映を!との声も強いが撮影ミスにより一部記録がロスト!
一夜限りの伝説と化した。


『紅の虎』

2010年10月1日(金)~3日(日)
日本橋 in→dependent theatre 1st

真紅組×ステージタイガー プロデュース作品。
時代物とおもてなしの真紅組、熱く明るくアホなステージタイガー。
共通点の何一つない劇団同士の合同プロデュース公演!
同じ演劇部の部室で起こる「現在」と「過去」を20年の時を経て2本立てで描いた。
両団体から、作家、演出、キャストもごちゃ混ぜミックスしての2チーム編成!
20年経た同じ役を、違うキャストが演じるという劇的ビフォア→アフターキャスティングが話題に!

A「紅く染めて翼/1990」

紅く染めて翼/1990
作:虎本剛、演出:諏訪誠
学園祭を目前に控えた高校演劇部の部室を舞台にした友情と恋愛入り交じる青春群像劇。
1990年という時代背景を楽曲、台詞、ファッションにいたるまでこだわり抜き、如何ことなくタイムスリップを実現!
しかしながら30オーバーな俳優たちによる高校生役には賛否両論が(笑)
また冒頭の衣装早替えの見事さには劇中ながら客席から感嘆の声があがった。




B「真昼のユメ/2010」

真昼のユメ/2010
作:阿部遼子、演出:虎本剛
学園祭から20年後の同窓会。20年前に起こった事件の真相に迫るエンドレス青春群像劇。
高校生から一転、2010年のアラフォー雰囲気にキャストはドンピシャ。
誰しもが味わうであろう同窓会独特のノスタルジーを如何なく再現。
ここで連続上演の醍醐味である劇的ビフォアアフター演出が威力を発揮…ああ憧れのあの人がこんなことに…感が満載で劇場を歓喜と落胆の連続を巻き起こした。


「ステタイヨンステx2」

日本橋 in→dependent theatre 1st

2010年我らが in→dependent theatre 1st の火曜日を丸々ジャックしちゃう企画「火曜日のゲキジョウ」、これに乗っかってのステージタイガー公演「ステタイヨンステ×2」、なんと半年かけてBaku-団時代の名作を飛び石ロングラン上演しちゃう企画公演!
その期間はまだ旗揚げ公演もしてない2010年6月〜11月まで!
旗揚げ公演までの話題作りのほか、若虎の育成のための公演でもあったが、この育成面が殊の外、上々!!
初っ端と千秋楽での若虎の成長の振り幅に関係者、観客含め驚愕、まるで高校野球を応援するかのような成長のドラマに!!

「病的船団」

病的船団2010年 6月1日(火) 6月15日(火) 10月5日(火) 11月2日(火)

まさにBaku-団時代の代表作。手を変え品を変え再演を繰り返した傑作。
今回は主役の樋口をはじめ、若虎をメインに据えての大規模リニューアル!
劇場に巨大帆船を登場させた前作から、小劇場仕様に演出も大幅リメイク!新たな感動を劇場に呼び込んだ。
前半2回は阿比留真子が見事に演じたポプリ役を、後半2回は客演・片山誠子(ソラ豆)が極少の稽古回数で上演、大いなる化学反応を起こす。
また助手セッキ役の音丘が、医師ウミカゼ役の石神にクライマックスシーンで放つビンタは回を繰り返すごとに威力を増した。石神、名実共にゾンビ役者に近づく。

「そこにあるヒビ/メディアライフ」

そこにあるヒビ/メディアライフ2010年 9月7日(火) 9月28日(火) 10月19日(火) 11月16日(火)

Baku-団時代の隠れた名作。
一本筋の通ったストーリーに、オムニバス形式で短編劇をちりばめた一座では珍しいカタチの公演。
今回は短編の執筆に劇団内応募をかけ、メインの虎本の他、座長の髭、小野愛寿香、小林ウイが寄稿。
なかでも劇団指折りの美人女優の小野の作「狼煙」は、その中身のあまりに低レベルな下ネタ台詞群が議論を醸した。「あれは虎本のアドリブ!」とは小野の談だが真実は闇の中。
「病的船団」にも負けず若虎・梅田が主役を好演。
千秋楽では、先日退団した看板女優・阿比留真子が限定スポット参戦!


「サイゴの夜」

サイゴの夜2010年8月14日(土)~15日(土)
中津 Vi-code

ego-rock主催イベント「エロロックフェスティバル」参加作品。お盆開催。
エロをテーマにご先祖を供養し、己のエロを考える云々…よくわからないけど参加バンド、パフォーマー共エロをテーマにした演し物を上演するタイガー得意のショーケースイベント。
「ボディ&ビルディング」から2週間、最速で作られた30分の短編劇。出演は谷屋、石神、小野の三人。
『エロ=生きる力』との解釈のもと、性欲のない人造人間ナミとナギがあれやこれやセックスをしようとしてみるという日本神話に準えたド直球感動ストーリー。
谷屋、石神、なんと小野までも衣装は半裸!本公演で鍛えた肉体美を全編に渡って見せつけ続けた。直前でジムに通って鍛え上げた小野、雇ったトレーナーに「女の身体じゃないですねw」と言われ「お前の作った身体じゃ!」とキレる、この台詞のやり取りがエロいと思います。


「ボディ&ビルディング」

ボディ&ビルディング2010年7月30日(金)~8月2日(月)
日本橋 in→dependent theatre 2nd

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ステージタイガー旗揚げ公演。
旗揚げ前に、イベントしまくったお陰で世界イチ新鮮みのない旗揚げ公演に(笑)
タイトル通り、ボディビルを目指すストーリーの為、劇団員総出で肉体改造の日々。
オンもオフも毎日筋トレ、プロテイン飲みまくり!と何の稽古場か分からない事態に。
公演はトリプルカーテンコール起こりまくりの、大喝采!
旗揚げ公演として、盛大に幕を開けました。
余りのハードな演技に主演の石神は毎ステージ失神、名実共にゾンビ役者としての評価を得る。
ジョージAロメロさん、出演オファーお待ちしてます(笑)


「透キ明カリの慕情」

2010年4月23日(金)~25日(日)
日本橋 in→dependent theatre 2nd

LINX'S 01 出場作。
前回のLINX'S 00 での好評を受け、再オファーに答えてのショーケースイベント!
前回を越える出演団体中、人気投票第二位!
次回もオファーが……


「超☆恋愛小説」

2009年12月4日(金)~6日(日)
日本橋 in→dependent theatre 2nd

“旗揚げ準備公演”と名打った、実質、初の本公演。
新作家×バンドとのコラボを計った実験公演。
元怪傑ラッキーランドセル・中出文太氏の台本を軸に、実力派バンドALLSWAMPSの生演奏とパフォーマンスを織り交ぜての舞台進行、この公演の為に書下ろされた「LOVERS SONG」は後に同バンドのアルバム収録される(虎本、石神とのトーク付き!)
願いがなんでも叶うという、5つの玉を巡る争奪戦。生と死と愛の物語。


「虎をカる男」

2009年11月7日(土)~8日(日)
心斎橋 Soap opera classics

LINX'S 00 出場作。
同年8月に活動を終えた劇団「特攻舞台Baku-団」から、12月へのスピード転進、「ステージタイガー」としての初活動。
参加劇団が20分の作品を披露し続けるショーケースイベント「LINX'S」での上演。
谷屋俊輔、石神禿、小野愛寿香の短編三人芝居。
虎に育てられた男と、それを保護、育てる男女のハートフルストーリー。
参加劇団中人気第一位獲得、再演を待つ声もあるやらないやら。

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